わかったらやめれる！！喫煙のリスクを知ろう。
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現代の社会では喫煙するところは減り、病院や完全禁煙、飲食店でも禁煙のお店が増えてた。しかし、まだまだ煙草をやめれない方は多いのでは？私も煙草をやめるのがきついので、電子煙草にしてみた。が、喫煙のリスクを勉強していくうちに禁煙しようと固く心に誓ったほどである。
わかっているけどやめられない！喫煙のリスクを考えよう
喫煙タバコは体に悪いことは誰もが知っているよね。しかしどのように体に悪い影響を与えるのかは意外と知らない方も多いのではないかな。タバコの害を知り、タバコによる健康被害を避けるためにも、タバコについて学んでいこう。私は禁煙したくてこの記事を書くこととした。喫煙のリスクを知っていくうちに怖くなって禁煙をしようと思っているところだ。
吸いたくなったら思い出そう！タバコの害
●タバコの3大有害物質
タバコの煙には約5300種類以上の化学物質が含まれている。そのうち200種類以上は有害物質である。ニコチン、種々の発がん性物質（約70種類）、発がん促進物質、一酸化炭素、種々の線毛障害性物質などが含まれている。
①ニコチン
ニコチン依存を引き起こす原因物質。喫煙により速やかに吸収され全身に広がり、間接的に血管収縮作用をもたらす。代謝物は発がん性が認められている。
②タール
フィルターに茶色く付着するヤニのようなべっとりとしたものです。4000種類以上の化学物質から構成されており、その中には発がん性物質として有名なベンツピレンをはじめ、アミン類などの約60種類もの発がん性物質が含まれる。
③一酸化炭素
酸素と比べ、血液中のヘモグロビンと200倍結合しやすいため、からだが酸欠状態に陥いる。それにより動脈硬化や心臓病などが起こりやすくなる。
喫煙によって引き起こされると判定された健康影響
疾患名 発症部位および影響
ガン 鼻腔・副鼻腔、口腔・咽頭・喉頭、食道、胃、肺、肝臓、白血
病、膵臓、膀胱、子宮頸部、循環器障害 腹部大動脈瘤、動脈硬化、脳血管疾患、冠状動脈疾患呼吸器疾患 慢性閉塞性肺疾患（COPD）、肺炎、子宮内での呼吸器への影響（肺機能）、小児/青年期の呼吸器への影響（肺機能、呼吸器症状、喘息の症状）、成人の呼吸器への影響（肺機能）
生殖器における疾患 胎児死亡、死産、生殖機能低下、低出生体重、妊娠の合併症
その他 白内障、健康状態の減弱/有病、大腿頸部骨折、低骨密度、消化性潰瘍など
喫煙による健康被害は、こんなにもある。
しかしこの健康被害を過少評価し、自分には関係ないと考えている人が多いのである。
これが重大な問題である。
「一本だけなら大丈夫」と思うことがこの疾患へのきっかけになることを忘れてはいけない。タバコに含まれる有害物質は、タバコを吸うことで血液中に入り込み、さまざまな悪影響を全身に与えている。日本ではタバコによるさまざまな病気により、年間12万9000人もの人が亡くなっていると推計されている。（2007年 厚生労働省調べ）
ガンになるリスクが高い
ガンになる原因の約3割を占めている。タバコを吸うことは肺ガンだけでなく、口腔ガ
ン、喉頭ガンなどの全身の多くのガンにかかる危険性があるのである。
最近では胃がん発生にも喫煙が原因とされていることがわかっている。
また胃や十二指腸潰瘍の治癒力低下や、再発率の増加に喫煙が影響していることが研究にて報告されている。
動脈硬化が促進してしまう
心筋梗塞、狭心症、大動脈瘤、脳血栓、くも膜下出血などのリスクが高くなる。また、喫煙者は非喫煙者に比べて、循環器疾患の死亡リスクが1.6～2.0倍高い。
喫煙とメタボリックシンドロームが重なると動脈硬化のリスクはさらに悪化する。
妊娠・出産・胎児への影響
喫煙している妊婦と、非喫煙の妊婦と比べた場合
早産：1.4～1.5倍
周産期死亡（妊娠28週以降の死産と生後1週間未満の早期新生児死亡）：1.2～1.4倍
喫煙している妊婦に高くなるという報告がある。また喫煙している妊婦から生まれた子供の出生時の体重は、非喫煙者の妊婦から生まれた子供と比べて、平均200ｇ軽く、出生時の体重が2500ｇ以下の低出生体重児が生まれる頻
度が約2倍高くなる。
その他にも身体に悪影響を及ぼすニコチンや一酸化炭素などにより
・咳や痰
・心拍数の増加
・手足のしびれ
・頸部・肩のコリなどの循環障害
・食欲低下
・口臭
・睡眠障害
・持久力の低下
などさまざまな面での悪影響を及ぼすのである。
海外と日本での喫煙の意識
先進国のタバコの値段と比較すると、日本のタバコはとても安く、また安易に手に入ることができる。（私自身、アメリカでタバコを探すのが大変だった。）
また日本と海外のタバコではパッケージも大いに異なるのである。
日本のパッケージの健康警告表示が30％なのに対し、海外では75％が健康警告表示だ。
海外はは健康への被害をより多くの人に理解してもらうように記載がしっかりなされている。WHO（世界保健機関）は日本の「受動喫煙対策」を最低レベルと評価している。しっかりとした分煙がなされていない店舗も多く残っているよね。居酒屋で禁煙にするとお客さんが来なくなるという問題もあるみたいだが・・・・。
2020年には東京オリンピックが開催されますが、禁煙または分煙の対応が間に合っていない。このままでは日本のイメージダウンも懸念される。まさに禁煙はグローバルな問題なのである。
まとめ
よく、タバコを吸っていなくて肺がんになるの人はなるのだから吸ってても吸わなくてもガンになる人はなる！という言い分をよく言われる。この医学的データをみてもそんなことをはたして言えるだろうか？都合の良い言い訳にしか聞こえない。タバコを吸うと確実体には悪いということを理解してほしい。喫煙はあなたのタバコの害を取り除くことができるだけでなく、あなたの周りの人への害も防ぐことができる。さらに受動喫煙の害について知ることで、あなたの周りの人のこれからの健康を守ることができる。今現在タバコを吸われている方、少し自分の身体を労わってあげよう。
参考文献
厚生労働省 最新たばこ情報
ノヴァルティスファーマ 脱メタバコ支援マニュアル P4-5
中村正和 他 らくらく禁煙ブック―あなたも無理なくタバコをやめられる―
http://ganjoho.jp/data/reg_stat/cancer_control/report/tabacoo_report/tabacoo_leaflet.pdf
