呼吸療法認定士の将来性と使い方
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リハビリ業界には、多くの認定資格があります。理学療法士協会の認定資格の認定理学療法士、専門理学療法士。また医療の学会が集まって運営しているいろいろな協会の資格があります。心臓リハビリ指導士、呼吸療法認定士など。
また、PNF、AKA、入谷式足底板、ピラティス、マッケンジー、などなど。
わけわかめちゃん。
多すぎてどれをとっていいかわかりませんよね。
働いている病院の意向もあるでしょう。
私は今後の病院の意向を考えて、呼吸療法認定士をとりにいくことにしました。
私の病院は研修は基本出してくれません。出してくれるところもあるみたいですが、
出さないところも多いのではないでしょうか?
自分のスキルにつながるし、いろいろ経験したら違う病院へいこう、整体開業しよう!!などなど、こういう理由で理学療法士は基本自腹で勉強していくスタンスの方が多いようです。
病院側としては、病院に対してその資格に何がメリットあるかを考えます。
Drが自分の病院の評判あげるためにとらせるところもあります。
スポーツ中心でPNFを売りにする。
腰専門の病院であればマッケンジーを売りにするなどです。
はたまた、その資格があれば加算がつくのか?という考えも多いと思います。出張扱いするのだから病院としても何かメリットは欲しいですよね。
私の病院はそういうところです。だから今回、旅費などもいれた出張費約10万程度なかなか渋られましたが、申請はおりました。
呼吸リハビリテーション
需要
現在、呼吸器疾患を含む内部障害のリハビリテーションは需要が高くなってきています。 厚生労働省の「身体障碍児・者実態調査」によると呼吸吸気機能障害は増加し続けています。
呼吸器障害に対する理学療法士の需要はますます高まると考えられます。
呼吸器リハビリテーションの施設基準、対象疾患、点数などは下のリンクからどうぞ。
詳しくのっています。
呼吸器リハビリテーション料 |医療保険(平成26年度診療報酬改定:リハビリテーション関連)「PT-OT-STネット」
点数は呼吸器リハビリテーション科(Ⅰ)1単位は175点で、治療開始日(リハビリ開始日でなく、疾患に対する治療のこと)から90日以内の間に限りとれます。90以降も必要であれば、月13単位に限り算定できます。
運動器リハや心大血管疾患リハ、脳血管リハよりは点数低く、リハビリ期間も短いのが現状です。
ですが、私の病院ではCOPDや肺炎の患者さんは多く、とても需要が多いと感じています。今後また見直されていくのではないでしょうか。
ちひろの場合
宮崎の田舎の病院に勤めています。病床は70床、整形と内科、皮膚科があります。
呼吸器のドクターが1人おり、呼吸器リハビリテーション科(Ⅰ)をとっています。
私の勤めている病院では呼吸器の手術はしません。
人工呼吸器が設置されていないので、臨床工学士もいません。
呼吸器疾患の患者さんのリハビリは比較的落ち着ている方を対象としています。
呼吸ケア加算
リハビリで加算をとるということでなく、施設基準や環境面がしっかり整っていればとれる加算みたいですね。
人工呼吸器を装着している患者さんに対しての加算です。
で、医者、看護師、臨床工学士、理学療法士らがチームでケアを行う場合にとれるみたいです。
加算事態は一週間に150点で、点数が低い上に施設基準も厳しいです。
見直されていくべき加算だと思っています。
呼吸に関して理学療法士が関わって加算がとれるのは、私の知る限りこれのみですね。
呼吸療法認定士は加算もつかないし、特別できる独占業務ができるわけでもないんです。
呼吸療法認定理学療法士の認知度
統計では看護師が多いし、全国的に人気がある資格だと思っています。
しかし私の病院では、呼吸療法認定士知っている人は10人中1人
10%
病院や地域により認知度の格差はありますよね。
そういう知らない人たちの中で、呼吸療法認定士の重要性を広げて行きたいですね。
呼吸の重要性をプレゼンしていく。
こういう状況だからこそ、チャンスだと思っています。
呼吸療法認定士の重要性はDrも認めているから、出張費としておりたのですから、
この資格をとることで、私の病院での立場は向上すると思います。
他のスタッフへの伝達や呼吸リハビリで結果をだしていくことはもちろん重要です。
この呼吸療法認定士をとることで加算などはつきません。しかし、自分のやり方次第で、給料交渉や呼吸関連の勉強会や学会を出張扱いなどの交渉が病院側とできるのではないでしょうか。
「給料があがらない、あがらない」と考えている時間を、どうやったら給料が上がるのかに変えていきましょうや。